余市ラウンジ

クリニックを受診された方やVIPの方が利用するラウンジの内装設計・施工のご依頼をいただきました。
さまざまな素材を組み合わせながら、落ち着きと上質さを感じられる空間を目指しています。

入口から続く札幌軟石の壁面を視線の軸とし、その正面に曲線を描くガラス張りのワインセラーを配置。
ボトルのラベルが美しく見える角度にもこだわり、入店時からワインの存在を印象づける構成としました。

ラウンジスペースには、ご要望のあった青いカーペットを採用。
入口は天井をあえておさえて、ラウンジスペースの天井を高く変化させることで開放感を演出。
一方、ライン照明と間接照明を組み合わせたバーカウンターは、ラウンジスペースよりも天井を低く設定。
落ち着いてお酒を楽しめる雰囲気をつくり、ひとつの空間の中に高さの変化を設けることで、それぞれの場所に異なる居心地を生み出しています。

ラウンジの中心となる大理石の造作テーブルは、素材そのものの存在感がありながら、空間に自然と馴染むようデザイン。
天板の美しい表情を引き立てるため、脚部にはウォルナット色を採用し、チェアは黒で統一することで、重厚感のある落ち着いた佇まいに仕上げました。
ダイニングチェアには「NOWHERE LIKE HOME」を採用。
手で触れたときに感じる木の質感や温かみを取り入れながらも、主張しすぎない落ち着いたデザインで、上質な空間に自然と馴染むコーディネートとしています。

札幌軟石、大理石、木、カーペットなどさまざまな素材を組み合わせながらも、色味や質感のバランスを整えることで、それぞれの素材の魅力が調和する、上質で落ち着きのあるラウンジ空間にまとめました。

ラウンジスペースに加え、会議や食事など多目的に利用できる個室も計画。
空間を区切りながらも、ライン照明やカーペットなどラウンジから続く要素を取り入れ、全体として統一感のある空間としました。

隣接するセミナースペースは、クリニックの研修などにも使用されることを考慮し、明るく清潔感のある空間に。
テーブルとチェアは、スタッキングやレイアウト変更、収納のしやすさなど、用途に応じて柔軟に対応できるものを採用しました。
木の素材を取り入れることで無機質になりすぎないよう配慮し、集中しながらも心地よく過ごせる学びの場としています。

ラウンジ、個室、セミナースペースそれぞれの用途に適した設計とし、デザイン性と機能性を兼ね備えた家具をコーディネート。
それぞれの空間の魅力を引き立てながら、訪れる人が心地よく過ごせる場として仕上げました。

DATE
■場所/余市郡余市町
■竣工月/2026年4月
■延床面積/214.63㎡(64.92坪)